あなたも【姿勢が悪いですね】や【不良姿勢からくる痛みですね】といったニュアンスのことを言われたことはないでしょうか?
そもそもキレイな姿勢とはどういった状態のことなのかをお伝えします。ぜひ参考にしてみてください
いい姿勢を【基礎運動学】をもとにお伝えさせていただきます
キレイな姿勢
キレイな姿勢をお見せします
立位姿勢での評価で、点線が一直線な状態が【いい姿勢】になります
参考図書;運動学 改訂版2版
キレイな姿勢を詳しく
キレイな姿勢とはなにを基準に言われるのでしょうか
立っている姿勢のバランスは頭部、体幹、四肢の各体節の解剖学的指標が一直線に整列しているか否かによって重心線を判定します
立位姿勢の重心線
重心線には2種類あります
1つ目は【前後方向のバランス】です
身体を横から見ている状態
①耳たぶのやや後方
②肩の出っ張っているところ(肩峰)
③股関節後方(大転子)
④膝のおさらの後面
⑤外くるぶしの前方5~6cm
2つ目は【側方のバランス】です
身体を真後ろから見ている状態
①後頭部の出っ張っている骨(後頭隆起)
②背骨の出っ張っている骨(椎骨棘突起)
③お尻のわれめ(殿裂)
④両内くるぶしの中心
となります
立位姿勢の安定性
重心線がわかったところで、いい姿勢には何が安定性をもたらしてくれるのか?
それは、【重心の高さ】【支持基底面の広さ】にあります
重心は骨盤内の仙骨やや前方にあり、足底から計算すると成人男性の重心は身長の約56%、女性では55%の高さにあります
重心は低いほうが安定性が高いです
子供が歩行時に安定しないのは大人にくらべると重心の位置が高いからです
ただし、体型により個人差はあります
参考図書;運動学 改訂版2版
支持基底面は面積が広いほど安定性をもたらしてくれます
立っている際の支持基底面は両足底とその間の部分を合計した面積になります
ですので立っている際に、休めの姿勢や松葉杖をつくと安定性が増します
しかし両脚で立っている状態から片脚立ちになると支持基底面が狭くなるのと同時に重心線の位置が相対的にかたむくので不安定な状態になってしまいます
上図は左から順番に不安定➡安定となります
参考図書;運動学 改訂版2版
まとめ
キレイな姿勢を基礎運動学を基に伝えさせていただきました
きれいな姿勢を得ることでエネルギー消費を最小にできます
疲労しにくい体をつくり、スポーツや勉学、仕事を頑張れる状態にしましょう(^^♪
最後までお読みいただきありがとうございます(^^)/
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