こんにちは^^
トレーナーとして13年間選手と関わっている「まつ」です
選手とお話をしていると、「ウエイトトレーニングって意味ありますか?」や「身体が重くなるような気がします」等のギモンを投げかけられることがあります
【結論】私は必要だと考えています^^
ただし、【正しい考え方とやり方でやれたら】
ウエイトトレーニングは、サッカー選手にとって「スピード」「パワー」「耐久力」「ケガ予防」を高める最強の武器
今回は、
『ストレングストレーニング&コンディショニング』(NSCA)
『競技力向上のためのウエイトトレーニングの考え方』(河森直紀)
まずは、この2冊をもとにサッカー選手が『なぜ筋トレをするべきか?』の考え方を解説していきます^^
はじめに:なぜ【考え方】が最も大切なのか?
『Why』(なぜやるのか)を最優先に考える思考法がとても大切と考えます
現場をみていて、ウエイトトレーニングをやればなんとなく身体が強くなって良さそうといった感じが多々みうけられます
もちろんそれを否定するつもりはありませんが、より中身を考え行動できる選手が3年間という短い時間でご自身が求める結果に近づけるのではないかと考えています^^
1,トレーニングと練習の本質的な違いを理解する
『トレーニング=体力向上』、『練習=技術向上』と主目的の違いを明確にしておくことが大切です
練習だけで成し得ない身体能力の底上げをトレーニングが担うという考え方です
『練習を頑張ってやっているのになかなかカテゴリーが上がれない』、『強敵になかなか勝利することができない』ときはトレーニングをやってみると変わってくることがあるかもしれないです^^
では『体力』『技術』は全くの別物なのか??
それは…
【間違え】です
著者の河森さんも書いておられますが、
【体力を生かすためには技術が必要、技術を身につけるには体力が必要】
技術と体力はまさに『車の両輪』です^^

図;競技力向上のためのウエイトトレーニングの考え方:著者 河森直紀
2,トレーニングの言葉の整理をしよう
①、ウエイトトレーニング
『ウエイト』とは重量のことです
簡潔にお伝えしますとバーベルやダンベルを使用したトレーニング全般です^^
②、レジスタンストレーニング
『レジスタンス』とは抵抗のことです
簡潔にお伝えしますと抵抗を使ったトレーニング全般をさします
なので言葉的にはレジスタンストレーニングの中に、ウエイトトレーニングという言葉があることになります^^
3,なぜアスリートはウエイトトレーニングをやらないといけないのか?
競技スポーツは【勝つ】こと!!
これが本質的なところをなのではないかと思います
著者の河森さんもおっしゃっています
・勝つことが【目的】
・ウエイトトレーニングはそのための【手段】
ここが冒頭でもお伝えした【身体が重くなるような気がします】とういう質問になってきてしまうところではないのか?と、思っています
例えば、ベンチプレスの重さがあがっていくことが強くなるそして勝てるようになる!といった感情になっていないでしょうか?
まさしく、【手段の目的化】になってしまっているのではないか!?ということです
ウエイトトレーニングに関して,適切なwhatやhowはwhyによって規定されるという事になるのではないでしょうか?
さらにウエイトトレーニングを実施すると、怪我の発生率を1/3以下にまで減らすことができるという研究結果もあります^^
Lauersen JB, Bertelsen DM, and Andersen LB. The effectiveness of exercise interventions to prevent sports injuries: a systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials. Br J Sports Med 48: 871-877, 2014.
では怪我をしにくい身体づくりにどういったメリットがあるのか?!
それは、自分が試合に出る状態を常に持ち続け、練習を離脱しなくなる確率をあげれる!!
これがチームを勝利に導ける選手に近づいていくことができるということではないでしょうか?
一度立ち止まって【勝つ】ことに必要なウエイトトレーニングとは何なのか、再度考え直すきっかけになれば幸いです^^
まとめ
今回は、【ウエイトトレーニングをする際の考え方】に焦点をあてて書かせていただきました^^
やはり怪我が少ない選手はいい選手に近づく第一歩だと日々現場をみていると感じます
そしてウエイトトレーニングを正しい考え方で行い続けることはサッカーというスポーツにおいて相当重要なことだと感じます
皆さんのサッカー人生の一助になれば幸いです^^
最後まで読んでいただきましてありがとうございました^^
コメント