なぜ今『体幹』が注目されるのか?
「体幹トレーニング=腹筋やプランク」と考えていませんか?
実は、体幹の本当の強さをつくるには筋力だけでなく、『呼吸』や『神経の働き』まで含めて理解をすることが必要です
最新の研究では、体幹の安定性は腹腔内圧や脳の可塑性とも深く関係するとも言われています
体幹が安定していなければ、どれだけ筋肉あっても力を効率的に発揮できず、怪我やパフォーマンス低下につながります
この記事では、『呼吸』『腹圧』『背骨の動き』など、体幹を知るための9つのキーワードをわかりやすく解説いたします
キーワード①〜③:呼吸・腹腔内圧・腹横筋
キーワード①呼吸:横隔膜が体幹をコントロールする
息を吸う・吐くというシンプルな動作こそ、体幹の安定性を決める大事な要素です
横隔膜の上下運動が『腹腔内圧』を生み出し、背骨を内側から支えます
キーワード②腹腔内圧:ペットボトルのような安定感
ペットボトルに水や空気で満たされると形が安定するように、腹腔内圧が高まると体幹は外部の力に強くなります
キーワード③腹横筋:天然のコルセット
腹横筋はお腹をコルセットのように覆う筋肉。呼吸と連動して働き、腹圧を維持します
機能しないと腰痛や怪我につながるため、呼吸トレーニングは腹横筋の活性化にも直結します

キーワード④〜⑥:モーターコントロール・マッスルシナジー・フィードフォワード機構
キーワード④モーターコントロール:深層筋と表層筋の役割分担
インナーマッスルで姿勢を整え、アウターマッスルでパワーを発揮
この切り替えができないと、体幹はぶれて動作効率が落ちます
キーワード⑤マッスルシナジー:筋肉のチームワーク
一つの筋肉だけではなく、複数の筋肉が協調して働くことが安定につながります。
効率的な動作やケガ予防にも欠かせません
キーワード⑥フィードフォワード機構:動く前に体幹が働く
人は無意識のうちに、動作の前に体幹を安定させています。
これは神経系の高度な仕組みで、瞬発力や敏捷性を支える基盤となっています
キーワード⑦〜⑨:DNS・脳の可塑性・スパイナルエンジン
キーワード⑦DNS:赤ちゃんに学ぶ体幹トレーニング
赤ちゃんは自然と理想的な呼吸と体幹の使い方をしています
寝返りやハイハイの動作は、大人にとっても体幹を鍛える最高の教材です
キーワード⑧脳の可塑性:神経は鍛えられる
体幹の使い方は筋肉だけでなく神経の学習にも左右されます
脳は新しい刺激に応じて柔軟に変化するため、正しい呼吸や姿勢を繰り返すことで短期間でも成果が現れます
キーワード⑨スパイナルエンジン
歩く・走る・蹴るといった動作の中心には「背骨のしなやかな動き」があります
良いアスリートほど背骨をうまく使えており、体幹トレーニングのゴールもここにあります
体幹を強くする生活習慣とトレーニング
強い体幹は「筋肉」だけでなく「呼吸」「腹圧」「神経の働き」がそろって初めて実現します
今日からできる実践としては、
・腹式呼吸を意識しておこなう
・荷物を持ち上げるときに息を吐く
・ハイハイや四つ這い姿勢で体を動かす
と、いったシンプルな習慣でも効果的です^^
体幹はスポーツ選手のみならず、腰痛予防や姿勢改善を求める一般の方にとっても重要なテーマ
ぜひ日常にも取り入れてみてください^^
まとめ:体幹を強くする9つのキーワードを理解しよう
体幹は『呼吸』『腹圧』『神経の働き』『背骨のしなやかさ』など、全身の連動によって成り立っています
単なる筋トレではなく、呼吸を整え、腹横筋を活性化し、神経系を鍛えることが大切です
今日からできる呼吸や自然な体の動きを習慣化することで、体幹は確実に変わってくると思います
スポーツのパフォーマンスアップ、腰痛や姿勢改善にも役立つ【新しい体幹作り】をぜひ実勢してみてください^^
長くなりましたが、最後まで読んでいただきましてありがとうございました^^
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