こんにちは!トレーナーとして13年間、育成年代のサッカー選手と関わってきた「まつ」です。
「膝の下が痛くてサッカーができない」「練習後に膝が腫れてきた」
こういった悩みを抱えている選手や保護者の方は多いと思います。それ、もしかしたらオスグッド病かもしれません。
この記事では、オスグッド病の原因から対処法・予防まで、現場で実際に選手と関わってきた経験をもとに解説します。
※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。
この記事でわかること
- オスグッド病とは何か(病態生理)
- なぜサッカー選手に多いのか
- 痛みが出たときの正しい対処法
- 練習を続けながらできるケア方法
- 再発予防のためのストレッチ・トレーニング
- おすすめのサポーター・インソール
オスグッド病とは?
オスグッド病(正式名称:オスグッド・シュラッター病)は、成長期の子どもに多い膝のスポーツ障害です。
膝のお皿(膝蓋骨)の下にある「脛骨粗面(けいこつそめん)」という骨の出っ張り部分に痛みや腫れが出ます。
なぜ成長期に起こるのか?
成長期は骨が急速に伸びる時期です。このとき、骨の成長スピードに筋肉・腱の成長が追いつかず、大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)が常に緊張した状態になります。
大腿四頭筋は膝蓋腱を通じて脛骨粗面に付着しています。ジャンプや走る動作を繰り返すことで、この付着部に繰り返しストレスがかかり、炎症や骨の剥離が起こります。
これがオスグッド病の本質です。
好発年齢
- 男子:10〜15歳
- 女子:8〜13歳
成長スパートの時期と重なるため、中学生・高校生のサッカー選手に特に多く見られます。
サッカー選手にオスグッドが多い理由
サッカーはオスグッドが発症しやすいスポーツのひとつです。理由は3つあります。
①キック動作の繰り返し ボールを蹴るたびに大腿四頭筋が強く収縮し、脛骨粗面への牽引力が繰り返しかかります。
②走る・止まる・方向転換 サッカーは直線だけでなく急停止や方向転換が多く、膝への負担が大きいです。
③練習量が多い 育成年代は技術習得のために練習量が多くなりがちで、オーバーユース(使いすぎ)につながりやすいです。
こんな症状があればオスグッドを疑って
以下の症状がある場合は、オスグッド病の可能性があります。
- 膝のお皿の下(脛骨粗面)を押すと痛い
- 走ったりジャンプしたりすると膝が痛い
- 練習後に膝の下が腫れてくる
- 膝の下に骨の出っ張りが見られる
- 正座やしゃがみ込みで痛みが出る
ただし自己判断は禁物です。必ず整形外科や整骨院で診てもらってください。
痛みが出たときの正しい対処法
①まずアイシング
練習後や痛みが強いときは患部を冷やします。
- 氷をビニール袋に入れてタオルを1枚挟んで患部に当てる
- 時間は15〜20分を目安に
- 1〜2時間おきに繰り返す
②サポーターで負担を軽減
脛骨粗面への牽引力を軽減するサポーターを使うことで、痛みを和らげながら練習を続けることができます。
オスグッド専用のサポーターは膝蓋腱を押さえることで、脛骨粗面へのストレスを分散させる効果があります。
🦵 オスグッド用サポーター(Amazonで見る) / 楽天で見る
③インソールで衝撃を吸収
足底のアーチが崩れていると膝への負担が増大します。インソール(中敷き)で衝撃を吸収し、下肢アライメント(脚の並び)を整えることも有効です。
👟 スポーツ用インソール(Amazonで見る) / 楽天で見る
④医療機関への受診
症状が強い場合や長引く場合は、必ず整形外科を受診してください。レントゲンで骨の状態を確認することが大切です。
練習を続けながらできるケア方法
「完全休止しなければいけないのか?」という質問をよく受けます。
症状の程度によりますが、適切なケアをしながら練習を続けることは可能なケースも多いです。
ただし以下の点を守ることが大切です。
- 痛みが強い日は無理をしない
- 練習前後に必ずストレッチを行う
- 練習後はアイシングを習慣にする
- サポーターを着用する
予防・回復のためのストレッチ
①大腿四頭筋ストレッチ
オスグッドの予防・ケアで重要なストレッチです。
やり方
- 立った状態で壁に手をつく
- 片足を後ろに曲げてかかとをお尻に近づける
- 膝を後ろに引きながら太ももの前の伸びを感じる
- 30秒キープ×左右3セット
ポイント
- 腰が反らないように注意する
- 痛みが出ない範囲で行う
- 練習前後に必ず実施する
②ハムストリングスストレッチ
太ももの裏側が硬くなると骨盤が後傾し、膝への負担が増します。
個人的な感覚にはなってしまうのですが、ここは選手を見ていてオスクッドの選手に多いと思います
なのでゆっくりと、しっかり可動域を出せるようになれるようにやっていきましょう^^
やり方
- 床に座って片足を伸ばす
- 背中をまっすぐにしたまま上体を前に倒す
- 太ももの裏の伸びを感じる
- 30秒キープ×左右3セット
③股関節ストレッチ
股関節の柔軟性が低いと膝への負担が増加します。
やり方
- 片膝をついた姿勢(ランジポジション)になる
- 前足に体重をかけながら股関節の前面を伸ばす
- 30秒キープ×左右3セット
まとめ
- オスグッド病は成長期の骨と筋肉の成長スピードのアンバランスが原因
- サッカー選手はキック・走り・方向転換でリスクが高い
- 痛みが出たらアイシング→サポーター→医療機関受診の流れで対処
- 大腿四頭筋・ハムストリングス・股関節のストレッチが予防の基本
- サポーターとインソールで負担を軽減しながら練習継続も可能
成長期の痛みを放置すると、骨の変形につながることもあります。早めに専門家に相談してください。
インスタでも怪我予防・ケアに関する情報を発信しています⚽

コメント