股関節が使えていないと、こんな問題が起きる

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サッカーの現場で選手を見ていると、「速く走れない」「キックが安定しない」「腰や膝が痛い」といった選手に共通していることがあります。

それが、股関節がしっかり動いていないということです。

📌 股関節が使えないと起きること

  • 腰・膝に余計な負担がかかり、怪我しやすくなる
  • キックの力が体幹から足先に伝わらない
  • スプリント時の推進力が落ちる

でも多くの選手は「自分の股関節がちゃんと動いているかどうか」を意識したことがありません。

まずは今の自分の状態を知ることが第一歩です。今回はその簡単なセルフチェック方法を紹介します。


動画でチェック方法を確認しよう

まずは動画で全体の動きを確認してください。

動画を見た上で、以下の解説も参考にしてください。


セルフチェックの方法

スタートポジションの作り方

正しい姿勢で行わないと、チェックの精度が下がります。以下の3点を守ってください。

✅ スタートポジション

  1. つま先を正面に向ける(外に向けない)
  2. 足幅を骨盤幅に合わせる
  3. 手を胸の前でクロスする

手を胸の前でクロスするのは、体が前傾するときに腕で勢いをつけないためです。腕の力を借りると正確な評価ができません。

チェックの動作

  1. 膝関節を完全に伸ばす(曲げない)
  2. そのまま股関節を前に曲げる
  3. どこまで曲がるか確認する

⚠️ チェック中の注意点

  • 膝が曲がってしまったら正確に測れていません
  • 腰が丸まるのもNG(骨盤が後傾している状態)
  • 体が後ろに逃げないように意識する

チェック結果の見方

しっかり曲がった人

〇 股関節のモビリティはOK

股関節を曲げる可動域(モビリティ)は十分あります。次のステップとして、動きながら安定させる力(スタビリティ)を鍛えていきましょう。次回の記事で改善トレーニングを解説します。

うまく曲がらなかった人

× 股関節の柔軟性に課題あり

ハムストリングスや股関節周りの筋肉が硬くなっている可能性があります。このまま練習を続けると腰や膝への負担が増えていくため、改善トレーニングに取り組むことをおすすめします。次回の記事で詳しく解説します。


よくあるNGパターン3つ

チェック中に多く見られるミスを紹介します。これに当てはまっていたら要注意です。

NGパターン考えられる原因
膝が曲がってしまうハムストリングスが硬い可能性
腰が丸まる体幹の安定性が不足している
体が後ろに逃げるバランスを崩している証拠

現場で感じること

トレーナーの現場メモ

高校サッカーの選手を見ていると、股関節の動きに問題がある選手ほど「腰が痛い」「膝が痛い」と訴えることが多いです。股関節が動かない分、腰や膝でその動きを補おうとするためです。

逆に股関節をしっかり使える選手は、ケガが少なく走りのフォームも安定しています。このチェックは道具も場所も必要ないので、練習前のウォーミングアップ前に毎日習慣にするだけで体の変化に気づきやすくなります。


📋 この記事のポイント

  • 股関節が使えないと怪我・パフォーマンス低下につながる
  • 膝を伸ばしたまま股関節を曲げるだけで状態がわかる
  • 膝が曲がる・腰が丸まる場合は改善が必要
  • 毎日チェックする習慣が体の変化に気づく第一歩
  • 改善トレーニングは次回の記事で解説

まずは毎日チェックするところから始めてみてください。体の変化に気づくことが、怪我予防とパフォーマンスアップへの第一歩です。

また股関節の動きを改善するトレーニングも解説しています。できなかった人はぜひチェックしてください。


参考文献

  1. Kang MH, et al. Relationships between passive hip range of motion and trunk and lower extremity kinematics during gait. Journal of Physical Therapy Science. 2015;27(3):681-684.
  2. Tak I, et al. Hip and groin injury is the most burdensome musculoskeletal injury in professional male soccer. British Journal of Sports Medicine. 2017;51(23):1699-1700.

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